うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

「しっかり」やろうとすると効率が下がる理由

「しっかりやろう」という発想がダメな理由

完璧主義に近い発想です。「徹底的に」「とことん」「完全に」という思想で始めようとすると、上手くいかなくなってしまうことがあります。

後回しの原因になる

時間を確保してからやろうと思うと、後回しになる原因になります。

「しっかり時間をとって、集中してやる」と意気込んでも、「なんだか疲れているから明日にしよう…」とか「まとまった時間が確保できていない」など、言い訳をしだしてしまうようならそれはあなたに合っていない方法なのかもしれません。

どうしても「いまはやりたくない」という気持ちが強い場合は、深層心理では必要だと思っていないものか、目指しているものがあなたに性質やレベル的に合わないものなのかもしれません。

今一度、自分の状況を整理してみてみるのもいいと思います。

 

途中まででいい

「とりあえず表面だけでもさらってみよう」という気持ちではじめて、中途半端でも3割でも5割でも手を付けてみるほうが、結果的にスムーズなことがあります。「軽くでも進めてみようか」と気楽に取り掛かってみると、次に取り掛かる時の負担は軽くなりますし、いつの間にか没頭してて想定以上に進められたなんてこともあります。まずは途中まででもいいので手をつけてみましょう。

 

達成率7割から9割への努力は時間がかかる

7割程度までなら、ガツガツ進めていけば到達します。7割から9割に仕上げるためには、間違えがないか見直し作業が必要になります。

丁寧な仕事はとても大切ですが、時と場合によります。たとえばなにか資格を取得したいと思って勉強を始めたとしましょう。例えば5つの単元から成り立つ試験だとして、試験日までに勉強をしないといけないとします。その時に1つの単元を9割もしくは完璧にしただけで他の単元に手を付けられずに終わってしまったら、合格することはできないでしょう。粗削りでも、全体を7割程度出来るようにしたほうが合格する可能性は上がります。

 

今はどんなタイミングなのか、なにをしたいのか見極めて、捨てるところは捨てる、と割り切った態度も時には必要です。

 

やる気は後からついてくる

机に向かっても「今日はやる気がでないなぁ…」と思ってなかなか進まない時もあります。それでも、ペンを持って字を書いてみるうちに集中していくことができます。人間には、「今していることを続けたい」という面白い心理があるので、それを利用してまずは始めてしまいましょう。自然と集中して進めていっていることに気づくはずです。

集中は20分程度が限界という話もあります。ずーっと机に向かわなくてもかまいません。集中が切れたら小休憩をして軽く軽く体を動かし、また始めていきましょう。

途中から途中までの進捗であったって、大丈夫です。やる前よりかは進んでいるのですから、その分未来の自分にラクをさせてあげることができます。

 

「やる気がでない」というような気持ちにはあまりこだわらず、「やっていないのだからやる気もでないはずだ」と思ってみましょう。やってみるとスムーズに進むことがわかりますよ。手が空いたと思ったときにちょびっっとだけ進めるだけでも、意味があります。

「やらないよりかはいいか~」という軽い気持ちで、試してみてはいかがでしょうか。