うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

相手を優先しすぎて自分を苦しめていませんか?

協力をしてもらうには「相手に興味をもち、話をよく聞くといい」とD.カーネギーはいいました。

 

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しかし相手に喜んでもらうという行動がエスカレートしていくと、いつの間にか相手主体の自己犠牲の関係になってしまうことがあります。 

自分の声よりも相手の笑顔を優先するような行動が増えると、心が消耗していき、次第に気分が沈んでしまいます。

 

カーネギーは、太鼓持ちになることを求めて発言したわけではありません。自己犠牲に基づく行動は相手に罪悪感を抱かせることになり、やがてうまくいかなくなってしまうからです。

 

そこで、「自分の軸」を持つことが大事だと考えます。

自分の軸を持ったうえで相手へ尊重の気持ちを持つと、自分にとっても相手にとってもバランスのよい関係が築けるようになるでしょう。

 

では、「自分の軸」は何なのでしょうか?

 

人生の中で「核」となり、悩んだときに拠り所になるような、信念に似たものです。なかなかすぐに答えを見つけることは難しいので、一度仮ものとして決めてしまうことをオススメします。もし、自分に合わなそうであれば途中で変えてしっくりくるものを探しましょう。

 

たとえば、「こころの成長」を自分の人生の軸としてみます。

すると、家族や友人と過ごしたり、本を読んで見聞を広げたり、興味のあるものに挑戦したり、自然に触れたりすることが自分の軸に合った事柄になります。

 

他人の意見に迎合して消耗するような生き方は自分の軸とは反することになり、そのような時間は自分の軸に合わないからやめよう、という考え方ができます。日々社会の波に揉まれていると自分の人生の目的を見失うことがありますが、軸に沿って生き方を見直せば立ち直れます。自分をいたわることも立派なことだと気付くでしょう。

 

生きる上で大切にすることを決めることで、何が重要で、何が不要であるかという判断ができるようになります。時間をどのようにして過ごすか、優先順位をつけることができるのです。

 

人生は有限です。不要なものは切り捨てて、自分にとって重要なことを大切にして生きていきましょう。きっと、充実した人生になるはずです。

 

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