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栄養士の校外実習【病院栄養士】ってどんなことできるの?実習の流れや業務について

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進路希望先の栄養士の仕事を知ることができるよ!

 

栄養士の活躍する場面は、たくさんあります。例えば小中学校、保育園、高齢者施設、病院、助産院、給食会社、自衛隊などがあります。

学校の講義でどんな仕事をするのかはだいたいのイメージができても、実際の業務を体験してみるともっと深く知れたり、新しい発見がありますよ。

 

今回は栄養士の実習を経験したお話をしていこうと思います。実習の流れと、病院栄養士の仕事について書きます。

    

 

校外実習の流れ

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①実習先決め

将来就職したい業界を選ぶ人が多いです。栄養士養成学校によっては実習先を複数選べることもありますので、絞りきれない場合は学校の先生に相談してみるといいと思います。

受け入れ環境を整える関係上、各施設定員があります。人気の施設だと定員以上の応募で抽選が行われるなどして、希望が叶わないこともあります。

実習期間は約1~2週間が多いでしょう。

 

②事前訪問

実習先が決まったら、実習がはじまる前に挨拶伺いと事前説明を受けるために実習先へ訪問します。その際に簡単な履歴書を提出したり、実習中にどういうことを学びたいか話し合いをすることもあります。スーツなど、なるべく清潔で失礼のない服装で向かいましょう。

必要なモノ(持参品)や注意事項などはしっかり確認しておくようにしましょう。特にお昼ご飯については確認しておいた方がいいです。お昼に職員用に昼食を用意している施設もあります。その場合は、昼食費がいくらかかるかなどの説明もあります。コンビニなど外に買いに出られないようなルールになっている施設もあります。お弁当持参かどうか聞いておくといいでしょう。

 

③実習開始

挨拶をしっかりしましょう。検温、手指の状態確認などは毎日チェックして、事故のないように実習をうけましょう。

調理補助・配膳などの実務体験や、献立提案、業務についての講義など色々なことを経験することができます。

献立作成の課題を出されて、実習生プレゼンを行う施設もあるようです。先輩栄養士から現場視点のレビューをしてもらえます。多少厳しいご意見もあるかと思いますが、押さえるべきポイントを知ることができる機会なので前向きにアドバイスを頂戴しましょう。

 

④礼状を出す

実習終了後には、施設のお世話になった方々へ、お礼の手紙をだしましょう。実習で学べて身になったことや将来の抱負などを書いて送ります。 礼状のテンプレート(定型)はインターネット上に公開されていますので、参考にしながら書くといいです。

 

病院栄養士のおしごと

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基本的には衛生管理、在庫管理、調理、配膳、清掃をメインに行います。
患者さんによって疾患が違います。手術前食など特別食になっていることもありますので、食札をつかって患者さんに合わせた献立になるように配膳します。間違えのないようにダブルチェック体制をとって管理されていました。

 

献立づくりや栄養指導は、疾患抱えている方を対象に献立を考えるので、管理栄養士が行います。直営か委託かによっても変わりますが、調理師と一緒に相談しながら決めていることも多いです。味付けの微妙な加減などは頼りになるとのお話でした。

 

また残飯量確認や聞き込みなどを行い、患者さんの嗜好チェックを行って献立改善に役立てているとのことです。実際に病棟を回って食事の様子を見ながら患者さんとコミュニケーションをとることもありました。

 

病院では、管理栄養士の免許取得がのぞましいです。そのため、管理栄養士の受験勉強に協力的です。試験日直前は少し調整をして万全な体制で臨めるように配慮してくれる施設もあります。先輩管理栄養士の方に、栄養士から実務経験を積んで合格した方がいるようでしたら、色々と相談してみるのもいいと思います。

また、合格後も専門性をさらに高めるために勉強会に参加して、たとえば糖尿病病態栄養専門管理栄養士などの認定を受ける道もあります。患者さんへの栄養指導のために日々努力をされている姿が印象的でした。

 

さいごに

栄養士実習は、講義では知ることができなかった、実際の業務や先輩栄養士が考えていることを教えてもらえるという利点があります。

今の自分に足りないことや、もうすこし高めていきたいポイントを見つける良い機会です。積極的に教えてもらいましょう。

 

 

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