うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

STOP噛み締め!ストレスで歯が削れる?

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歯を食いしばる

逆境に立ち向かうとき、人は歯を食いしばります。

 

野球選手がバットを振る時に歯を喰いしばるっているように、瞬間的に力を入れることで力を存分に発揮することができます。ですが、日常的に食いしばる習慣がついてしまうと、顎や歯に負担がかかり、歯欠けや歯茎の炎症、ひいては頭痛・肩こり・腰痛など全身の不調につながる恐れがあります。(「クレンチング症候群」という名前がつけられています。)

 

 

歯を噛み締める場面

・怒りを抑えているとき

・ストレスをため込んているとき

・プレッシャーを感じたとき

・苦しいとき

・眠っているとき

 

あまり楽しい場面では歯を喰いしばりません。なにかに打ち克とうとするときに歯をくいしばることが多いです。

たとえば眠っているときなど意識をしていないときにも、食いしばりをしていることがあります。朝起きた時に顎が痛いようだったり、噛み合わせ部分の歯が削れているようでしたら、対応を考えた方がいいかもしれません。

 

対応策は?

・マウスピースをつける(歯科医へご相談ください)

 強く噛み締めてしまうと、歯が割れたり歯茎の炎症につながります。マウスピースを上歯に装着することで、クッション替わりになり噛み締め負担を軽減する効果が期待できます。

 マウスピースを自分で作るキットが一般的に売られていますが、歯科医で自分の歯型をとったうえで自分に合うマウスピースを作ってもらう方が違和感が少なくいいかと思います。歯科医院によっては、マウスピースの厚さに種類があります。一般的には分厚い方が負担軽減効果が大きいですが、異物感を感じやすいというデメリットがあります。装着してみてご自分の好みに合わせてみるのがいいと思います。

 

・強く噛みすぎないよう意識する

 必要以上に強く噛まないという意識をすることも対策の一つです。たとえばガムを噛んでいるときに強く噛み締めていないか、ちょっと振り返ってみることもいいでしょう。

 固すぎる食材を食べることも負担を大きくするので、適度なものを選ぶことをオススメします。一般的に食材の固さは水分量により変わります。水分が少ないものほど、カリッと、固く仕上がります。焼いたり、揚げたり、干したりした料理がそのような食感になります。そのため、固さを感じる際には「茹でる・煮る」という調理工程を足しましょう。

 

・ストレスへの対処法を学ぶ

 イライラをためすぎないことや、認知を変えて上手くストレスをコントロールすることが効果的です。

 たとえば仕事の繁忙期に顎の痛みを感じ始めたけれど、仕事が落ち着いてしばらく経つうちに、痛みが自然と無くなった、なんてこともあります。重症化予防のためには、ストレス解消を適度にはさむといいでしょう。

 
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 適度に運動をし、ストレス解消と基礎体力づくりをしましょう。


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まとめ

歯を喰いしばりすぎていないか、顎痛や歯の炎症はないかチェックしましょう。歯科医院で見てもらうことも一つですし、自分で生活スタイルやストレス対処法を見直し、工夫してみることで予防・改善につながります。

大事な歯を守るために、ストレス管理としてできそうなことからひとつづつ試してみてはいかがでしょうか。