ながら食べ、していませんか?
いままで約20年、ごはんは「テレビを見ながら」「新聞を読みながら」「動画を見ながら」「スマホを見ながら」など、「ながら食べ」をしてきたのですが、思い切ってやめてみました。
じつは「食事瞑想」というものがあります。
食べることに集中して、気持ちを落ち着かせるというものです。
食べる時間は意外と、メンタルケアに影響力があるかもしれません!
「ながら食べ」を止めてみた
食べる環境
コロナ関連でテレビをつけてもあまりいいニュースがないし、最近ストレスで「音過敏」の予兆が出ていたので、思い切ってひとりで自由にもくもくと食べるようにしてみました。
気分転換できるような時間にしたかったので、庭のガーデニングを見えて自然光を感じられるような開放的な場所で食べるようにしていました。
そしたら思った以上に、脳内デトックスできたんです。
スッキリしたような落ち着いた気持ちになりました。
ダルかったり何かに行き詰ったような気持だったりしていたのが、食べた後はなんだか前向きな気持ちになり、建設的なアイデアが浮かんだりしました。
きっと食べている最中に、自然体で自分と向き合うことができたからだと思います。
「ながら食べ」の弊害
思えば「ながら食べ」というのは「マルチタスク状態」とも言え、気持ちが散乱している状態を自ら作っていることにだと言えます。
今までテレビやスマホには、ためになる情報や楽しい情報があるので、良いと思っていた続けていたのですが、食べながらも情報を収集している状態は、疲れた脳には悪影響を与えるのではないかと思います。
気分転換としては、食べることだけをして、気持ちを開放させる「余裕」を持たせることが効果的だと感じました。
最近は、「最速」だとか「効率」に意識を向けてムダを嫌う傾向にありますが、人間には「ムダ」な時間も必要なのではないかと思います。(他人から見て「ムダ」に見えても本人にとって意味のあることであればそれは「ムダ」とは言えないので、なにがそれにあたるのかは一概には言いづらいですが…)
よく受験勉強では「空白時間を勉強にあてろ」、と言いますが、なかなかすべての時間を当てるとなると、人のメンタルは崩壊していくのではないかと思います。期間限定で短期間ならうまく気分転換しつつ実践できる人がいるのかもしれません。ですが、長期となるとできずにその言葉に苦しむ人が増えていくでしょう。
気持ちを張り詰めすぎると、心身症などメンタル不調になってしまうことがあります。
あまり自分にムチを打たずに、たまには気持ちを開放する時間を設けるようにしてみませんか?
きっと頑張っているあなたですから、気持ちが重たくなっても誤魔化し誤魔化しやれてしまうんでしょう。でもたまには、思い切って情報を遮断して、気持ちを開放しながらゆっくり食べる時間を設けてみてください。すこし気持ちが軽くなり、デトックスができますよ。