不足しがちなビタミンDを干し野菜で摂取!
外出する機会の減少や、美肌のための紫外線対策の影響から、日本人のビタミンD不足が懸念されています。でも自分が外に出なくても、野菜に外にでてもらって太陽光を浴びてもらうことでビタミンDをより多く効果的に摂取することができるんです。
干し野菜をつくろう
用意するもの
・干しザルまたは干し網
・カットした野菜
今回つくったのは、えのきだけ、しいたけの干し野菜です。きのこ類は元々ビタミンDが多く含まれていますが、太陽光にあてると、さらにビタミンDを作ってくれます。効率の良くビタミン摂取ができますよ。
さっそく作ってみよう
風通しがいい場所で、太陽の下にさらします。紫外線を野菜が感受することで、ビタミンD産生量が増えます。買ってきた野菜を食べやすいサイズにカットしてから、天日干ししましょう。カット厚さが薄いほど、また細いほど仕上がりが早くなります。 真夏以外は、半日干して半生ぐらいの加減になります。
「干すのはいいけど、小さなホコリとか大丈夫?」と心配な場合は、調理前に固く絞ったペーパーで表面をふきとればOKです。
注意点
ビタミンD産生に必要な紫外線は、網戸であれば通り抜けられますが、窓ガラスを通り抜けることができません。室内の場合は窓を開けて日の当たる場所に置くようにしましょう。
虫や鳥に注意。設置場所としては地面に置かずにベランダの椅子の上に置いたり、洗濯竿につるしたりしてすこし高さのある場所に設置したほうが虫が寄りにくくなります。エアコンを使用していない時なら、室外機の上に置いてもいいでしょう。また、干し網でザルを囲うとより安心です。
布で覆うようにしてしまうとビタミンD産生が行われなくなってしまいますのでNG。網を使用して上下左右の全面を風通しのよい状態にして天日干ししましょう。100円ショップでは干し網が販売されています。入門編として試してみる際にも低コストで手軽に始められますよ。
まとめ
太陽の光を浴びないと不足しがちなビタミンDですが、外に出られなくても野菜が自然の力である太陽光を取り入れてくれることで、ビタミンD摂取量を増やすことができます。
干し野菜は、キノコのほか、しょうが、大根、蒸したじゃがいもも美味しく仕上がります。秋は柿を干して甘くするもいいですね。干せば保存性が良くなるほか、うま味が凝縮されます。自然の恵みいっぱいの野菜を、是非ご家庭でお試しください。
【ビタミンD】はたらきについて。骨太、メンタルヘルス向上効果も?