うつ病のとき、友人に伝えるか悩みますよね
実際、うつ病を友人に伝えられましたか？
勇気がいるよね。言った人もいたし、言わなかった人もいたなぁ
うつ病になったときに、友人にカミングアウトするかどうか迷った経験があります。
どのタイミングでどう伝えたか、また友人はどんな反応だったか書いていきます。
どれが正解とかはありません。相手との関係性や、価値観の違いにより反応は変わってきます。
うつ病をどう伝えたか
「ちょっと仕事しすぎて疲れちゃったみたい」
だいたい場合にこのように伝えていました。あまり暗くどんよりしすぎないように、気を付けました。
感情の話とか詳細を話すとお互いしんどくなってきちゃうと思うんです。理解し合えて深い絆が芽生えるならいいのかもしれませんが、でもどこかでバランスが崩れたときに依存関係のようになってきてしまうこともあると思います。
とくにメンタルヘルス疾患になったときは意図せずに頼りすぎてしまったり、感情をぶつけすぎてしまったりする可能性が高いのですこしだけ気を付けたほうがいいのかなと思います。
友人たちの反応
ケース①：静かに受け入れてくれる
「疲れちゃったんだね」と言葉をもらい、変に気を使われたり距離をおかれるとかはありませんでした。詳細を語らなくても汲み取ってくれて静かに見守ってくれる感じでした。大人の対応ですが、このような反応を返してくれた方は多かったように思います。
ケース②：励まそうとしてくれた
「頑張ったよ、休んでもいいと思う。むしろ一緒に遊ぼう！笑」笑いで返してくれるとなんだか気持ちが軽くなりました。
こう言ってくれる方は少ないですが、言葉通り実際に誘ってくれる方ばかりでした。休職していることや療養していて活動が減っている状態のとき、周りに置いていかれているようで焦りや歯がゆさを感じていたので、とてもありがたかったです。
ケース③：拒絶する方
「ちょっと理解ができない…」と、サーッと距離を置く方もいます。得体のしれない物に対するような表情をされるとさすがにショックを受けます。
極わずかですがそのような反応の方もいらっしゃいました。まあ私自身もうつ病になった当初は受け入れられなかったので、あることなのかもしれませんね。時間が解決してくれますので大丈夫です。
ケース④：自身もうつ病歴がある方
「実はわたしも過去にうつ病になったことが…」と、共感してくれる方もいらっしゃいます。先輩方に多かった印象です。でもそんなこと感じさせないくらい活躍なさっている方々が多かったように思います。
IPS細胞の山中先生もうつ病になったことがあるというお話があるように、実はうつ病になった後にどう生きていくかの方が大事なのかもしれないと思いました。
カミングアウトのメリット
まず、体調に波があることを理解してもらえるということです。
前もって遊ぶ予定を立てていたとしても、前日夜頃から体調が悪くなって当日外に出られない程悪化してしまうこともあります。また一日中のプランでなく、半日プランに変更して負担を減らしたりと、あらかじめ伝えておけば少しは相手も受け入れる準備をしてくれていますので違うのかなと思います。
つぎに、苦手なシチュエーションを避けられます。
うつ病のときはアミューズメントパークや人混み等、ガヤガヤしている場所が特に苦痛でした。
伝えずに無理して元気ぶっても相手に変な違和感を感じさせてしまうと思ったので、事前に伝えるのもありかなと思いました。「今は落ち着いていてゆったり広々しているところがいいかな」と伝えると相手も「あっ、そうだよね」って納得しやすいです。
さいごに
うつ病をカミングアウトすることは、とても勇気のいることで、相手を選ぶことだと思います。全員に伝える必要はありませんし、伝えないということも選択肢のひとつだと思います。実際拒絶されるとショック受けますし。ちょっと不安があるなら、元気になってから連絡を取るのもアリですよ。
なにか参考になるところがあれば幸いです。
