TANITAのデジタルのキッチンスケール(はかり)を長年愛用してきましたが
表示がコロコロ変わってしまう不具合が…!!
±70gほどを行ったり来たりしたり、そもそもの重さが違ったりとメチャクチャな状態に。
そこで最近趣味になりつつある修理をしてみましたので、記録に残します。
TANITAデジタルキッチンスケールを素人分解修理
用意したもの
・家庭用ドライバーセット
・アルミテープ(※はんだの代わり)
※分解方法がわからず、途中ではんだ付けされた導線をブチっと外してしまったのが理由なので断線していなれば必要ないです。応急処置としてなので技術的に可能なら、はんだ付けですね。(いづれ挑戦したい)
分解方法
裏面にはネジが無かったので、表面のはかりの部分から外していきます。
外す際には「バキィッ」と音が鳴るのですが、破損などは大丈夫でした。
一応動画とってみたのでご参考まで。
余談
今回の不具合とは無関係なのですが、手元のキッチンスケールは回路を丸ごと取り外せない構造になっていて、液晶表示の部分には裏底面からアクセスする仕組みになっていました。複雑…!
金属板の下に液晶表示基盤がありますので、固定しているネジやツメを外していきます。金属板は薄く柔らかいので多少なら曲げたりして動かせました。
…と、ここで調子よくツメをはずしていっていたら、はんだ付けのケーブルをブチっとやってしまい痛恨のミス…!!!
ずいぶんツメが固く入っているな~と思っていたのですが、重さを検知する回路とつながっていたんですね~。そりゃそうか~。(でもアルミテープでなんとか復帰できたのでとりあえずよかった)
気を取り直して分解を進めます。
なにかボタンの反応が悪いとか、液晶が一部欠けているなどの不具合がある場合はこちらの接続で不具合がないかチェックすることになります。
修理
断線復帰
(※断線がない場合は飛ばしてください。)
分解途中でブチっと外してしまった配線が、2か所断がありましたので、修復します。当方、はんだ未経験で道具がないので、アルミテープを使用。
アルミテープを線状に細く切って、片端を剥きだしになっている導線部分に巻き付けてから、もう片端をはんだの盛り上がり部分に貼り付けて固定していきます。直接はんだにベタ貼りできそうならそちらの方法がいいです。
ネジ調節
回路周辺に異変がないことを確認したら、重さ検知の構造を固定し直します。ちょっとズレていたりして水平に固定できないとエラーの原因になります。しっかり止まっているか確認してみてください。
本体はネジ2か所で固定されていたのですが、上側ネジをきつく締めすぎると何もモノを乗せていない状態でも「EEEE」や「----」というエラー表示になってしまいました。
下側ネジはしっかり締めないと電気が通らず表示さえされなくなりましたので、復帰の際に参考にしてみてください。
ネジの締め具合を微調整しつつ、重さを正しく検知できるのはどのくらいか電源ONにしてチェックしながら最終決定をします。蓋をはずしたままテストした方がラクですね。
復帰確認
テストで正しい表示が確認できたら組み立てなおします。復帰確認で完了です。
そうだよね!!!
さいごに
アルミテープは耐久性が弱いところが難点です。落とすなどの衝撃を加えたときや、粘着が弱まったりしたらまたやり直しになることがあるとは思いますが、初心者の修理として一番ハードルの低い方法かなと思います。
回路を細かく理解できているわけではないので、たまたまラッキーで直っただけかもしれませんが一つの方法としてなにかの参考になればと思います。
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