うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

成功が怖くて挑戦できない心理について。

成功を目指して行動してきたのに、急に不安になり、手を引っ込めたくなるときがありませんか?

 

実は、「成功回避(成功恐怖)」といって、一定の人に当てはまる傾向なんです。

成功恐怖理論とは

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 成功恐怖理論

「成功することで嫉妬されるのではないか」「いやがらせをされるのではないか」などといったネガティブな想像をするために、成功を回避する、つまり、行動にうつさないことをいいます。

心理学者ホーナーにより唱えられ、1968年頃発表されました。

女性に多くみられる傾向があるといわれています。

 

対処法

 行動をし続けることが大事

途中で立ち止まるより、いっそ走り抜けててから未来について考えた方がいいと私は思います。

 

なぜなら、中途半端で終わったものは終わりが見えていない分、いくらでも妄想ができてしまうからです。つまり、未来に「悔やむ種」を残してしまうことになります。

「もし~していたら、こんな結末があったのではないだろうか」とか、「そしたらこうなってこんな…」とか、永遠もんもんとし続けることは精神衛生上よくないです。

後になって過去を悔やんでも、「もしも」の先にあるものは現実ではないので、意味がありません。

  

 そうなるよりも、「やれるだけやった」を目指す方がいいと思います。そうすれば、「この部分はよかったからこれをさらに伸ばそう」、「違う道を探そう」など、次のステージにすすむことができるからです。

 

行動をした先には、新しい環境があるはずですから、今の環境で考えで出した答えがその通り現実になるわけではありません。

 

「将来に不安を覚えてやめる」のではなく、 「実際に行動をし続けましょう」。

 

失敗したくないだけかも?

もしくはアドラー的に考えるなら、「成功が怖い」と思う心理の奥には、どこかで「成功を望んでいない自分」がいるのではないでしょうか?

 

「私なんて…」、「失敗して惨めな思いをしたくない…」といった気持ちがあるのではないでしょうか?

 

 自分の価値について、過少評価をしてしまっていませんか?

そうであるならば、思考を変えましょう。

 

「確かに恐い気持ちにもなるが、私は成功する。そのために行動してきた。手に入れる価値が私にはある。」と思う方向にシフトしていきましょう。

  

地力のある、あなたです。

ひとつひとつステップアップすれば望むものは手に入るし、あなたはその価値があります。新しいステップへ踏み出すのを恐れて行動しないということは、何も考えていないこと同じです。

行動をし、自分をふさわしい人間だと思い、先を見据えて飛び越えましょう。

 

壁の向こう側の景色はどんななのか、勇気をもって見に行きましょう。