Webサイトのhtml編集をした際、どのように新旧チェックをされていますか?
人間の目だと、時間がかかったり、見落としが起きてしまうことがあります。過不足なく修正できたか、自動的に確認したいですよね。
そこで、便利なコマンドプロンプトの命令文のご紹介です。Windowsに元々備わっている機能なので、何もインストールする必要がありません。指定した2つのファイルの中身をチェックし、差分を教えてくれます!
差分チェック方法
①準備:比較したいファイルを同じフォルダの中に格納する
例)C:ドライブ直下にtmpフォルダを作って、入れてみました
②「コマンドプロンプト」を開く
windows左下にある、検索バーに「cmd」と入力しますと
コマンドプロンプトが検索ヒットします
③ ①で格納したフォルダに移動する
「cd path\to\folder」と打ち、enterキーを押します。
この命令文により、比較したいファイルが入っているフォルダ内に移動することができます。コマンドプロンプトを立ち上げたときは、Userフォルダにいるようになっています。
※path/to/folder…格納したフォルダパスを入れてください。
例)C:\tmpのフォルダーに移動したい場合
「cd C:\tmp」と打ち、enterキーを押します。すると、フォルダ移動ができます。
+ enterキー ⇒ (移動完了!)
(参考)フォルダパスのコピー方法
フォルダを開いて、上部バーの部分をクリックすると、右クリックでコピー選択できます。
フォルダ開いて
バーの部分をクリックする
こうなった状態で右クリック⇒コピー選択
④差分チェック命令文を打つ
「fc A.html B.html」と打ち、enterキーを押します。
A.html…比較したいファイル名にしてください。(拡張子も)
B.html…比較したいファイル名にしてください。(拡張子も)
例)tmpフォルダにある、before.htmlとafter.htmlを比較したい場合
ちなみに「fc」は、「File Compare(ファイル比較)」の頭文字です。
⑤比較結果確認
画面に比較結果がでます。
正しく修正できていたか、修正箇所・内容の確認をしましょう。結果には、修正した場所の一行前後も書き出されますので、確認しやすいです。
例)after.htmlに、「how are you?」という行を追加して比較した結果
FCコマンドは、PCが機械的にチェックしてくれるので、チェック結果には見落とし・間違いがおこりません。
もし、完全一致していた場合は、「相違点は検出されませんでした」と表示がでます。
html編集をした際には、チェックツールを使用してみてくださいね。