うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

美肌・ストレス対策に!ビタミンCのはたらき

 

ビタミンCについて

ビタミンCのはたらき

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ビタミンCは化学名で「アスコルビン酸」と言われています。

 

 実は、ビタミンCはヒトの体内では合成できません。

そのため、食事から摂取して栄養補給する必要があるんです。

 

コラーゲン合成、シミのもとになるメラニン色素合成の抑制、血管や皮膚、骨を強くするはたらきがあるため、美肌によいといわれています。

 

ビタミンCのはたらき

・コラーゲンの合成

・ストレス抵抗するための副腎皮質ホルモンの合成

・免疫力を高める

・抗酸化作用

・血中のコレステロールを下げる

・ニトロソアミン(発がん物質)の産生抑制

・鉄や銅の吸収促進

・メラニン色素の合成を抑制する

 

ビタミンCはストレスに必要な栄養素

ストレスを感じると、ビタミンCの必要量が増えます。そのため、疲れたりしたときには積極的に摂取しましょうね。

また、喫煙することでもビタミンCが消費されていきますので、周りに喫煙している方がいる場合は積極的に摂取するのがいいでしょう。

  

欠乏症 

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不足すると、「壊血病」という病気になります。

身体の様々な部位での出血がみられる症状があります。毛細血管が弱くなり、歯茎から出血しやすくなったります。

15世紀~17世紀頃の大航海時代、長距離航海する際に、多くの船員が壊血病で亡くなりました。人はビタミンCを体内で合成できないため食事から摂取しなくてはならなかったのですが、ビタミンCを多く含む果物、野菜、いもは土のある場所で収穫できるため、海の上では不足しやすかったのです。

壊血病予防にビタミンCの含まれる柑橘類が良いとわかってからは、柑橘類を船内に積み込むようにしていたそうです。

 

摂取の仕方 

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ビタミンCは、果物、野菜、いもに多く含まれています。

 

水溶性ビタミンなので、体内にとどまっている時間が少なく、数時間で体外に排出されます。そのため、一食で一日分食べるのではなく、毎食少しずつ食べましょう。

茹でたり水にさらしていると溶け出てしまいますので、蒸すか、スープにしたりして飲んだりしましょう。

果物なら生で食べてるのがいいでしょう。

いもに含まれるビタミンCはでんぷんと結びついているので、流れ出にくいです。

 

ビタミンCは過剰症はあまり報告されていませんので、サプリメントでも容量を守れば摂取してもいいと思います。ドラッグストアでもわりかし売られていますし、手に入りやすいと思います。