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協力してもらう方法。名著『人を動かす』からアプローチ方法を学ぶ

 

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話しただけで、気持ちが安らいだり元気をもらえる人はいませんか?

 

 コミュニケーションの仕方によって、相手が心地よくなって「この人、好きだな」と思ってもらえたり、「なんか好きじゃないな」と思われたりします。

 

自分の意見ばかりを話していては嫌われますし、かといって相手の主張を受け入れてばかりでは楽しくありません。

 

でもコミュニケーションのバランスをうまくとれれば、自分にとっても相手にとっても心地のいいWin-Winな関係を築け、より豊かな生活を送るきっかけになるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、人と接する機会の多い経営者の方々オススメの本といって必ずといってランクインする本である『人を動かす』(D・カーネギー著)を題材に、コミュニケーションについて考えていきたいと思います。

 

『人を動かす』(D・カーネギー著)

邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。
人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。

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人を動かす

カーネギーの本で書かれているコミュニケ―ション方法は、洗脳のように恐怖や不安など負の力を利用して人を従わせることとは違い、相手が喜んで自主的に協力してくれるようになる方法です。洗脳は受けた相手が不安定で辛い時間を過ごすことになりますが、本書の方法はその逆サイドからのアプローチです。

 

コミュニケーションの仕方によって、自分の希望を受け入れてもらいやすくなることがあります。

 

『人を動かす[完全版] D・カーネギー』より引用

 

 

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コミュニケーションのヒント

「相手に○○をしてもらいたい」という自分の希望は同じでも、アプローチの仕方によって結果が大きく変わります。言い方ひとつで印象が変わってしまいます。

なかなかうまくいかないと悩んでいる場合は、人との関わり方を見直すチャンスかもしれません。

 

相手の考えを受け入れる

誰しも、自分の考えを持っています。

例えば相手の主張と合わない場合に理論攻めして論破したとして、果たして相手はあなたの主張を受けいれるでしょうか?

 

答えは、ノーです。

(もし奇跡的に協力してくれる場合でも、仕方なしの了承です。協力を喜んでいません。)

 

瞬間的に、あなたは優越感や全能感に浸ることができるかもしれません。一方、相手は残念なことに憎しみの感情や拒絶感を覚えることになるでしょう。

 

意見を受け入れる人は極めて稀です。なぜなら人は、各々の事情や背景があるうえで「最適の答え」として自分の意見を持つからです。相手の考えを受け入れようとせずに、真向から否定し説き伏せるような方法では協力関係は築けません。自ら敵を作り出してしまうことになります。

 

そうなってしまっては、協力は望めません。長期的にはあなたの期待するWin-Winの関係から遠ざかってしまいます。

 

相手を知る 

この状況を解決するためには、相手を知ろうとすることが大事だとカーネギーは言います。

心の底から相手への興味を抱き、理解しようとする姿勢が大切とのことです。上面だけの会話では成り立ちません。

 

自分の主張をする前に、相手の話に耳を傾けてみましょう。

誰しも一方的に「強要された行動」よりも、「自ら選んでした行動」をとりたい心理があります。

 

話を遮ったり否定せずに受け入れてくれた人には安心感を覚え、心を開いてくれます。あなたが希望することがあるなら自主的に協力してくれるようになり、同じ方向を向いて歩んでくれるようになるでしょう。協力者に囲まれたあなたの暮らしは豊かなものになります。

 

さいごに 

今回はカーネギーの言葉をヒントに、人との関わり方について反省してみました。

余裕がなくなるとつい自分中心になりがちですが、そういうときこそ振る舞いに気を付けることで、希望の道が開けるのかもしれません。

 

 

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