うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

続けられない人のための「勉強を継続するコツ」

「勉強を継続」できていますか?

続けるとなると、モチベーション維持に苦労しますよね

(わたしも、いろいろと挑戦しては失敗ばかりです。なかなかうまくいかずに苦労するお気持ち、とてもわかります。)

 

でも挑戦する中で、わたしなりの知恵をつけてきたわけです。

 

ということで、勉強を継続するコツをご紹介していきます。

 

 

勉強の進め方

ハードルを低く・目標は細分化して設定する

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始めは、「シャープペンシルを持つ」とか「勉強の姿勢をつくる」とか、そいういったものすごく低いハードルで構いません。

 

資格取得を目指すからといって、「今日中にこの1冊全部を終わらせる」といった目標を掲げることはあまりお勧めしません。達成までの期間が短すぎるうえに、対応範囲が広すぎるからです。自分を追い込むことでいままでにない集中力が発揮されることはありますが、うまくいかなかったときにメンタルが落ち込んで、それ以上やる気が起きなくなってしまったり、資格勉強をやめてしまったり、長期的に見て理想から遠のいていってしまうからです。

 

もちろん「理想は高く」と昔から言われますから、より高みを目指すこと自体は自己成長につながるいい面があります。ですが理想を現実にする過程には忍耐が必要になってきますし、実際箱を開けてみたら想定以上の労力が必要だった、というケースもありますから、必ずしもうまくいくとも限りません。とりわけ、今まさに上手くいかずに心が折れかけている人、諦めてしまいそうになっている人には、理想を高く持ち続けることは適切ではありません。

 

あなたの思う理想像はあるかもしれませんが、まずは大きな目標を解体して細分化していきましょう。

 

例えば、わたしは栄養士なのでちょっと例えを料理にさせてもらうのですが、

「レストランのようなカレーをつくりたい」⇒「食材を用意する」+「作り方を知る」+「食材をカットする」+「食材を加熱する」+「調味する」と、いくつもの工程を積み重ねてカレーが出来上がります。

 

包丁を握ったことのない初心者の方が、すべての工程を一人でいきなりやろうとすると、時間がかかって夕飯に間に合わなくなったり、にんじんやじゃがいもがまだ固かったり、思ったような出来にならないこともあります。味だって、火加減が強すぎれば焦がしちゃうし、水の量が適切でなくて味が薄かったりすることもあるかもしれません。

(でも、はじめて挑戦したんだから、出来なくてもしょうがないです。多少甘めに評価して自分を励ましましょう。)

 

慣れるまでは指を切ってしまったり(慣れても切ることはありますが)、味が決まらなかったり、見た目が不ぞろいだったり、うまくいかないこともあります。

 

でも、どんなものも、試行錯誤しながら回数を重ねていけば慣れてきます。経験を積み重ねていくことで着実に上達していきます。

 

そこで、ちょっとづつ挑戦していくことがお勧めです。たとえば、はじめは市販のカレー用ルウを使用したり、カレー用にカットされた食材を買ってくれば、火加減調節や、調味料計量に集中して取り組めます。焦がしたり味が薄かったりする問題がクリアできます。

火加減に慣れてきたら食材のカット作業も工程に加えてみれば、具材の大きさ統一もできるようになっていきます。

それも出来るようになったらスパイス調合して自分好みの味にアレンジしてみたりして、徐々に「出来る!」が増えていくと楽しく続けられるとと思います。

 

高い目標を目指すときは、工程を細分化することと、上手くできなくても「ドンマイ!」の精神で乗り越えて回数を重ねることが大事かなと思います。

 

現段階のレベルを把握したうえで、自分に合った目標を立てて確実にこなしていくのが、上達するための最適な道だと思います。

 

 

目標を実現するためにすること

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① 実現させるまでの全体の流れを把握

② こまかな工程に細分化

③ 出来そうな工程を見つけて、はじめてみる

④ ③に慣れるまでは多少の不出来は許容する

⑤ ③をとりあえずある程度続けてみる(①を意識しながら)

⑥ ⑤を振り返り、どのくらい出来るようになったか自分で評価してみる

⑦ ⑥の結果、「慣れてきた」前向きな場合は、今までの工程を続けながら新しい工程にも手をつけてみる。「上達しない」辛い場合は、誰かにコツを教わる、または新しい工程にうつって新しい可能性をさぐってみる

⑧ ④~⑦の繰り返し

 

 

 課題を何段階かに分けて、ひとつずつ階段をのぼっていきましょう。

  

まずは、「机に向かってシャープペンシルを持つ」「本を開く」ことから始めて、「3分勉強してみる」「10分勉強してみる」のように、段階を追って目標を立てましょう。

 

人間ですから、途中さぼってしまうこともあります。たとえ1週間さぼったりしても、そのあとまた始めればOKです。

 

環境を整える

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勉強ができる環境に身を置きましょう。周りが騒音や不快な状況ではなかなか集中できません。快適だと思える環境をつくっていきましょう。

 

スマホの連絡が気になる人は、1時間だけは集中タイムとしてスマホを視界から遠ざけておきましょう。

 

周りの雑音が気になる人は、耳栓やイヤホンをするのがおすすめです。

 

また、「室温」や「湿度」も意外と大事です。一般的には、20~25℃の涼しいと感じる温度が最適です。

(服装に気を配るとより良いです。通気性のよい素材(たとえば「綿」など)をえらび、体温調節がスムーズに行われるように工夫しましょう。)

 

眼鏡をしている人は、眼鏡による視野の広さや、眼鏡自体の重さにも気を付けるとよいでしょう。なるべく視野が広く確保できる眼鏡にすると、顔を動かさずに文字を目で追っていけるので、疲れにくくなります。また、重さも軽めの方が、首かかる負担を軽減することができます。

 

また、家具の配置も関係してきます。右利きの人は、太陽光が左から入ってくるような机の配置にすると、文字を書いているときに影ができずに集中しやすくなりますよ。

 

<環境づくりのヒントページ>

utsukate.hatenablog.com

 

utsukate.hatenablog.com

 

好きな科目を勉強する

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「好き」ということは、「継続して続けられる」ということです。

たとえ今結果が伴わなくとも、努力を続ければ、成長につながります。「好き」ということは「才能がある」ということです。

 

短期的な視野では結果があらわれていないかもしれませんが、続けることで長期的にみて成果があらわれてくるはずです。

 

好きな科目をものすごく伸ばせば、苦手科目をカバーできることもあります。

または、苦手科目の中でも「この部分は好き」という箇所があれば、そこを磨いていきましょう。

 

「好き」という感覚を大事にするといいと思いますよ。

 

「勉強」を支える食事

脳は大食い

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脳は、基礎代謝量の約20%をしめているといわれています

脳自体の重さは体重の2%しかないのに、消費エネルギーは約20%!実は大食いなんです。

 

人間の脳のエネルギー源は、ほとんどがグルコースぶどう糖です。グルコースの源である炭水化物は 適度に摂取しましょう。

(※グルコール不足になると、ケトン体が生成され、そのケトン体が脳のエネルギーとして活用されるとわかってきました。しかしケトン体を多く生成・蓄積すると体のpHが酸性に傾いてしまうため、私はケトン体生成についてはおすすめしません)

 

そのほかに有効な栄養素のひとつとしてDHA・EPAがあげられます。これは、魚(特に青魚)に多く含まれている脂質であり、脳の活動に有益な栄養素です。

 

DHAEPAたっぷり料理


鯖・スパイストマト煮

 

魚の生臭さが苦手でも、ご安心ください。香辛料などで消す方法もありますよ!

メキシカン風サバトマトスパイス煮がおすすめ! 

にんにく、しょうが、カレー粉で臭いが消えます!!

 

 (3~4人前)

・さば缶 1缶

・トマト缶 1缶

・たまねぎ 1つ

・にんにく 1かけ

・しょうが 1かけ

・カレー粉 小さじ3杯

・塩 3振り

・こしょう 3振り

・鷹の目 1つ(お好みで)

 

 

 サバ、イワシ、アジなどの魚を定期的に食べるように習慣づけるといいいでしょう。 

 

 

あなたの勉強ライフがより活発になりますように