うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

【うつ病体験談#6】【心理療法】認知行動療法で抑うつ対策を知った

 

 

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考え方のクセ、見直してみませんか?

 

 

うつ病を発症したころの私は、

「もうこの年齢になって自分の性格を変えることはできない」

「うつ病を発症したから自分はもうダメだ」

「もう〇〇歳だから」

「私には〇〇がないから(お金、知識、コミュニケーション能力、…)」

 

と、「ない」ことにフォーカスしてばかりで、

いろいろなことに限界を感じていました。

 

 

「できない自分」を認めることが怖かったんだと思います。

 

周りに「良い子」であることを認められてきた私は、「できない」という状況を受け入れられなかった。

 

認めることができないから、次のステージに進むこともできずにいました。

日々、悲しさを覚えるだけ。

落ち込むだけで日々が過ぎていった。

 

自分はできると思っているから、思い描いている自分と現実の間にあるギャップを受け入れられずに拒んでいました。

 

だけれども、病院で臨床心理士の先生のカウンセリングを受け、心理学の手法である認知行動療法と出会ってから考えを変えようと思うようになりました。

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自分の考えに偏りがあることに気づいたからです。

「自分は役に立てていない…」という自己否定だったり、「人生もう何もかもうまくいかない」という極端な一般化など。

 

認知行動療法に従って、自分の気持ちの整理をつけていくうちに、今「ある」「持っている」ものの中で、次に進むために、今何をするか?と考えるようになった。

 

自分と見つめあうことは、暗く、つらい、トンネルの道をたどるような作業でしたけれども、この時の経験があったからこそ、一時的であったにせよ、栄養学の道に進んだときに成果を残せたとも思います。

 

いつも気持ちが沈むときは、できない自分を許せない、認められないときだと思います。裏返せば、自分の可能性を信じているということです。

 

自己否定の負の波にのまれてしまうと、そこから動けなくなってしまいます。

だからこそ、認知行動療法で対処していきたいと思い学びました。

考えの偏りはクセであって、一回では治りにくいので継続することが改善への鍵なのかなと思います。何度も向き合えばきっとうまくできるようになると信じています。

 

 長い目で付き合っていきましょう。 

 

 

以下、紹介する本は易しく簡単に認知行動療法について書かれている本です。イラストが豊富で整理されていますので、とっつきやすいです。

うつ病で頭がうまく整理できないときのサポート役としてつかっていました。

なにかお役にたてるところがあれば幸いです。