うつかて -うつを糧にいきていく-

栄養士による健康のためのストレスセルフケア

自己受容のための行動の良いことと悪いこと

自己受容のための行動には、良いことと悪いことがあるように思います。

 

「自分を好きになるための行動なのに、何が悪いところがあるの?」と思うでしょうが、続けていく中で気持ちが落ち込んでいくようなものが悪いことにあたります。

 

たとえば、「私には〇〇が足りていない」「人からこう思われたいから私はこうしよう」と思ってする行動は、あまりよくないと思います。

 

これは、あなたの「不完全感」や、人からの評価を原動力としています。人からの評価はあなたの想像したものと一致するとは限らないので、評価によっては気持ちが揺さぶられてしまうことがあります。

 

 

ちょっと昔話を語りますが、、

学生時代のわたしは極度の恥ずかしがり屋で、ウエイターさんに「水を下さい」とすら赤面してしまい言えない子どもでした。

 

「さすがにこのままでは社会でやっていけない」と思ったため、大学に入ってからレストランでアルバイトを始めました。お客さんとのやりとりをしなくちゃいけない場にいけば、無理やりでも改善されるだろうと思い飛び込んだわけです。

 

おかげで赤面することはかなり減りましたし、店員さんにやさしく接することができるようになったと思います。

 

 

で、これらを振り返って

どう思ったのかについてですが、

 

わたしはトータル2年程飲食ホールをしていたのですが、もう少し、自分の時間をつくればよかったかなと思います。

自分の長所を伸ばすことに力をいれてもよかった。

 

自分の出来ないところを「恥ずかしい」と思ったこと、周りの子が簡単そうにこなしている姿が「うらやましい」と思ったことががきっかけで接客業のアルバイトを始めたわけですが、それよりも自分のいいと思うところに目をむけて、技術や感性を磨くことにもっと時間をあててあげればよかったかなと思います。

 

話の上手な明るい活動的な人に憧れて、そのような振る舞いをしたり努力したりしていたのですが、結局振る舞えはしても根本的なものがおとなしめな性格なので、なんだか違和感が出始めたんです。

 

もちろん、新しいものに挑戦することは大切なことだと思いますし、得るものはありますが、足りないところばかりに目をつけていると、長所を伸ばすことを忘れてしまったり、自己嫌悪になってしまったりします。大切なことは、長所にもなる「自分の軸」をもちつつ行動することだと思います。

 

能力はひとそれぞれ凸凹していて、いいところもあれば足りないところもあります。いいところを伸ばせば足りないところは霞んできます。

 

自分のことを好きだと言えるようになるには、短所があることを受け入れたうえで、自分の長所に目を当てて時間をつかっていくことが大事なのではないかと思います。

 

いまも、ふと自己嫌悪になることもありますが、そんなときこそ、自分の長所や技術をより大きいものに伸ばしていく時間を意識的に設けていきたいです。