ある一つの考えから抜け出せなくなって、恐怖の感情と共にひとつの考えがグルグル反芻してしまうことありますよね。
そんなときにどんな方法で向き合えばいいか、5つの対処法を書いていきます。
不安を落ち着かせるための5つの対処法
いまの気持ちと向き合う
まずは自分の気持ちを整理し、受け入れる体勢をつくりましょう。
厳しい場面に直面したときは、「不安」、「恐怖」、「絶望」等、様々な感情が頭の中を目まぐるしく交錯すると思います。
前を向くためには、それぞれの感情を素直に受け取ることが大切です。「私はいま不安でいっぱいなんだな。」とゆっくり心の中で唱えてみましょう。自分の感情を認め、気持ちに居場所をつくることで前を向く準備が整います。
パニックになりそうなら一度離れる
時には「こんなハズじゃなかった」と、受け入れられない気持ちになることもあると思います。負の感情に飲み込まれてしまいそうな場合は、一度離れる時間を設けてみましょう。
好きなことをしたり、笑ったりしながら「楽しい」と思える時間を過ごし、高ぶった交換神経をリラックスさせましょう。そこまで時間がとれない場合は深呼吸することで副交感神経を優位にすることができます。自律神経が安定してくれば、落ち着いて考えることができるようになりますよ。
ただし、離れることは根本的な解決にはなりませんので、あくまで一時的にとどめるようにするといいでしょう。どこかで気持ちに折り合いをつけることも時には必要です。
例外を考える
物事には「例外」がつきものです。
絶望的な状況になってしまった場合は、希望を失ってネガティブな未来しか見えなくなることもある思います。しかし、もしかしたら今考えているネガティブなことは杞憂に終わるかもしれませんし、同じような状況から這い上がって大きな成功を収めた人がいるかもしれません。
「例外的な結果になる」こともあるということを頭の片隅に置いておきましょう。
情報を集め対策をたてる
不安源と向き合い、根本的解決のための具体的な対処法を探していきましょう。
不安源に関する情報量が乏しいと、妄想を伴いますます不安が誇大してしまうことがあります。まずは不安源となるものについて、色々な角度から情報を集めましょう。専門家の意見として書籍を読むこともいいですし、似たような状況になった方のエピソードを聞いて気持ちの整理をしたりするのもいいでしょう。
対策案を集めたらあなたに合った対策を選び、行動に移してみましょう。今ある状態からより良い状態へ持っていくために、出来ることをすこしずつ積み重ねていきましょう。
落ち着いてゆっくり動く
気持ちが焦ってしまっていると、普段ならつまずかない場所でもつまずいてしまうことがあります。
自動車の運転でも「急ぎの気持ち」から無理な運転になり、衝突事故を起こしてしまう例があります。焦る気持ちがあるときこそ一呼吸おいて「ゆっくり動く」ことを意識しましょう。